こんにちは!宗自然農園(@sonaturalfarm)です。
ブログへの投稿が大変ご無沙汰となってしまいました。
最近の私たちは、蜜柑の木々のお世話と、
新しく農園の仲間になった86本のキウイの苗のお世話を行っております。
農園を応援してくださるあなた様、皆様のおかげさまで、
木々はすくすく元氣に育っています。
また、私たち夫婦と、お手伝いに来てくださる農園スタッフに怪我もなく、本日も元氣に農作業をさせていただくことができました。
本当にありがとうございます。
それでは5月と6月の畑の様子をダイジェストでお伝えしようと思います。
Contents
5月の畑の風景
5月上旬には可愛らしい白いお花が蜜柑畑一面に咲き誇り、
柔らかな香りに心が癒されました。
この素敵な香りの正体は・・・
そうです。蜜柑の花である、『ネロリ』です。
蜜柑の花。別名ネロリ。
気品のある香り。幸せな氣持ちになります。
この花が散った後に、蜜柑の果実になるんですね。
草は刈らずに倒していく。そのワケは
さて、そんな中。
草倒し・ヘアリーベッチの茎倒しをしながら、全園の整備を行っていきます。
草倒しは、御師匠である池田道明さんに習った方法で、
雑草の繁殖を抑制し、柔らかい雑草が多く生えてくる効果を狙ったものです。
このやり方を続けることで、積み重なった雑草が自然のマルチがわりになり、
夏の乾燥予防に一役かってくれます。
また、徐々に堆肥化して土も肥えてくるようです。
そういうワケで、今は草を刈らずに、ひたすらに倒していくと同時に、
木々の見回り・整備を行っております。
なかなか、根気の必要な作業です。しかし、重要な"多様性"を生み出します。
この時期の草たちは2〜3日も経てば少しずつ起き上がってくる為、なかなか根気の必要な作業です。
しかし、この方が様々な多様性が生まれ、蜜柑の木にとっても、土中の微生物たちの営みにとっても、快適な環境に整ってくるように実感しています。
自然栽培の蜜柑畑には、たくさんのいのちの営みが行われています。
中にはこんな可愛い来客も。
6月の畑の風景
6月末現在の青蜜柑の様子です。
ネロリの花が散り、少しずつ蜜柑の果実が大きくなってきました。
一般的な農法(慣行農法といいます。)であれば、この時期に農薬を散布することで病害虫の発生を予防する(防除)ことが大切なようですが、自然栽培の畑では防除はいたしません。
「病氣だらけにならないの?」
と、心配してくださる方も多くいらっしゃいますが、意外と大丈夫なんですよ。
蜜柑の畑の用心棒
自然栽培の蜜柑の木には、多くの心強い味方がついてくれています。
そのうちのひとりをご紹介します。蜘蛛さんです。
蜜柑の木の色んな場所に蜘蛛の巣を張り巡らし、様々な害虫を食べてくれます。
("害虫"という呼び方は、あまり好きではありませんが・・・。)
害虫を退治してくれる"天敵"たち
他にも、カマキリにテントウムシ、アブにハサミムシ。
このように、多様性に富んだ畑には、多くの生き物たちが住んでいます。
ハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫を捕食してくれます。
このありがたい虫たちは、"天敵"と呼ばれています。
害虫だけが大発生したり、特定の生き物だけが大繁殖したり。
天敵と害虫の関係は、バランスの欠けてしまった世界にならないように生命の循環が巡っていることを学ばせてくれます。
キウイもすくすく育ってきました!
今年から新しく農園の仲間入りをした、キウイの苗が順調に育ってきました!
例によって自然栽培で育てていく方針ですので、なかなかにゆっくりとした成長ですが、たくましく育ってくれているようで一安心です。
キウイはこんな風にツルを伸ばして大きくなっていくんですね。
・・・おっと、この仕立て方ではいけませんね。
もっと上に伸ばしてやらねば。
と、いうわけで、上に伸びるように支柱を立てて誘引します。
キウイは植えつけてから約3年後に初めての収穫ができるフルーツです。
2019年の春に植えつけを行ったので、あなた様の元へお届けできる日は早くて2022年の秋・・・。
それまでに愛情たっぷり、元氣印のキウイを夫婦とスタッフと共に育てていきます。
ぜひ、お楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
これから控える摘果作業
これからしばらく雨予報が続きますが、晴れ間が出れば青蜜柑の摘果作業が待っています。
炎天下での摘果は身体にこたえる為、常に体調管理には氣をつけます。
また、スズメバチやマムシの被害にも注意が必要なシーズンですね。
今年も怪我もなく、事故もなく過ごせますように。
何事も極端にやりすぎないこと。ゆっくりと少しずつ、結果を急がずに待つこと。
これらを心がけるようにと畑が教えてくれています。
あなたへ
最後に、いつも記事を見てくださるあなた様へひとこと。
いつもありがとうございます。
梅雨は土砂災害などもありますので、どうかお氣をつけてお過ごしくださいませ。