はじめに

このページをご覧いただいたあなた様へ、ありがとうございます。

私たちは、熊本県で自然栽培果樹の生産・販売を主軸に、夫婦と猫1匹の3人家族で農あるくらしを営んでいます、宗自然農園(そう しぜんのうえん)と申します。

私たちの使命について語らせていただく前に、
まずは私たちが畑での仕事を終え帰宅する頃目にする、大好きな風景をご覧ください。

 

有明海に沈みゆく夕陽と雲仙岳

 

いかがでしょうか。
輝かしい太陽に身を任せて木々は息をし、風は優しく踊り、海は黄金色に染まります。
いつも、自然はただそこに在って私たちを包んでくれています。
私はこの景色を妻と眺めながら帰るのが大好きです。
できることなら、この美しい景色が一生続いてほしい。
けれど、こんな穏やかな海にも放射能が流れ、自然界が分解できない汚物が溜まり、生態系はどんどん壊れていく。
そんな現実をふと考えると、とても悲しくなります。
私は、こんなに美しい風景を体験できて、幸せです。
出来ることなら、これから生まれてくるであろう天使たちにもこんなに綺麗な地球を見てもらいたいのです。
自然の中に息づく、神様を大切に生きていくことの幸せを伝えていきたいのです。

蜜柑の山から

蜜柑の山をつくることはそれは大変な、本当に骨の要る作業です。

その土地に根付いた先代の方々が何年もかけて山を開墾し、熊本城のように石垣を積み上げ造成する。

それが終わってから、ようやく蜜柑の苗木を植え付け。

そこからちゃんと収穫できるようになるまでは最低でも5年はかかります。

そこからさらに何十年。先代の農家様は引退し、次の世代へ交代します。

そして、さらに次の世代へと畑は受け継がれてゆくのです。

何十年にも渡り受け継がれる蜜柑の木

 

後継者がいないことで畑の歴史が終わっていく

金色に照らされる蜜柑たちの視線の先に広がる青

 

ところが、近年になり社会情勢の急激な変化もあり、
農を営んでいるだけでは生活がとても苦しい時代になりました。
それでも独り身であればなんとか生活はしていけるかもしれませんが、結婚し、子どもを育み、老後にお金を残すことなんて、ものすごく高いハードルのようになっていきます。
時代が進むにつれて農村部の若者に希望が見出せない世の中になっていきました。
みんな限界でした。
そして、ついに田舎から農業を志す人々のほとんどが他所に勤めに出て行くようになりました。
その結果、農村部には若い力が圧倒的に不足していき、先代が一生を賭けて築き上げてきた金色の宝のような蜜柑山は雑木と蔓に侵食されていき、やがて鬱蒼としたジャングルのようになっていきます。
先代と共に生きてきた生命の蜜柑の木はどんどん枯れていきます。
ほとんどの畑の歴史がこうして終わっていっているのです。

自然栽培農家になった経緯

私は、地方の後継者不足による耕作放棄地問題、食の安全性の改善、そして、年々異常度が増していく地球規模の環境破壊問題に対してこの身を役立てたいと強く願いました。

それから、2014年に福岡県から水の豊かな熊本の地へ移住。

耕作放棄地を借り受け、新規就農いたしました。

耕作放棄地の再生と自然栽培

安心安全で美味しい蜜柑づくりには、蜜柑への細かな心配りと"視る目"が肝要です

 

私たち夫婦が福岡から流れ着いたこの熊本の地で授かった最初のご縁、
それが金峰山という山の中に築かれた1町歩ほどの蜜柑山でした。
既に先代が引退されてから数年が経過し、後継者不在のため手付かずになってしまっていた広大な耕作放棄地。
私たちの仕事はこの山を蜜柑山として再生させることから始まりました。
流れ着くまままともな道具も持たず、あるのは頼りない手鋸1本。
地道な作業の積み重ねで最初の一年が過ぎ、初めてほんの少しの量を出荷できたのは2015年末。
まだまだ道の途中ですが、私たちは耕作放棄地を活用し復活させることで先代の遺志を継ぎ、生きた土地にしてみせます。
また、その過程において、これまでに多くの循環を乱す要因となってしまった危険薬品の使用の一切を禁じることで、少しずつでも自然界の循環が元の形に戻れるようお手伝いしていきたいと願っております。

農あるくらしを通じて世界に恩返しを

夫婦で大切に育てた"金の蜜柑"。自然栽培のみかんは美味で、格別に生命力に溢れています。

目先の利益を追求するよりも、自分の生を通じて神なる自然に恩返しがしたい。
2011.3.11以来、強くそう思って行動するようになりました。
宗自然農園は、オンラインショップを通じて全国のみなさまへ安心安全美味しい野菜や果物を届け、
できる限りの衣(医)食住を自給するために力を養い、その経験をシェアして他の方にも実践してもらえるよう、音楽・ブログ・動画・SNSなどに落とし込み少しずつ発信していきます。
まだまだ歴史が浅く、目標に向けてやるべき私事が山積みな状況の当農園ですが、
平和を願う心はあなた様と同じく、純粋です。
私は、子供たちが明るく笑って暮らせる未来を創っていきたいです。
そして、美しい神なる地球をいつまでも繋いでいくことを想像しながら、農あるくらしを実践していきます。

百姓宣誓

自然界には神が宿る。いのちの循環に感謝いたします。

 

私たちは夫婦互いをいたわり合い、家族友人を助け、世界に祈り、生きることを精一杯に楽しんで生きていく。そんな、農あるくらしを営むことをここに誓います。

いつか清らかな、優しい愛が子ども達とこの世界とを癒やしてくれることを信じて。

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなた様とのご縁に感謝いたします。
宗自然農園
農園主 宗純平