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前回までのあらすじ
玉東町の里山を舞台に、旧知の友人・クボとタッグを組み、まずはタケノコの安定生産を狙いひたすらに竹を切り倒し燃やしては玉切りして捌いていく。
前回の作業内容はこちら↓
「自宅の庭を食べられる森にする」パーマカルチャー菜園への道⑴
記事後半には自然の音であなたの魂を浄化する焚火セラピー動画と、竹切り倒し動画などを掲載しております。
必ずお読みください。
※書いてある内容を実践される際は事故や怪我などに細心の注意を払った上、自己責任で行ってください。当方では一切責任を負えません。
※山に入って作業するときは必ず2人以上で作業を行ってください。
「竹」は大いなる可能性を秘めた神秘の植物
竹切りには危険を伴います。
しかし、十分に安全に気をつけながら作業を行えば作業自体は簡単です。
あなたのお近くに放置竹林があればぜひ恐れずにトライしてみてください。
この作業自体が里山再生につながり、筍や竹炭などの生産もできて一石二鳥です。というか、放置竹林問題の解消に繋がることで地域にも喜ばれて一石三鳥です。
(他人の竹林を無断で伐採はダメですよ!当たり前ですが)
しかも適度な伐採をすることで竹に刺激を与え、新たなタケノコの発生を促すという、とんでもない生命力。
種類によっては、一年で何mも伸びてすぐに竹林が形成されます。
これを活用しない手はありません。
竹は燃料にもなるし、最近は建築材としても再注目されています。
某大手自動車メーカーは「竹カー」なるものを2020年のオリンピックに向けて開発をしてるとかいう(ウワサ)話もあります。
何より竹切り作業自体が楽しいですし、竹様の可能性にワクワクしっぱなしの筆者です。
それでは本題の本日の作業レポート、いってみましょう。
2018/1/13の竹林の様子
前回の作業を経て、今日の現場の様子はこんな感じです。
だいぶスッキリしてきたように見えますが、まだまだ。
今回の竹林整備の目的はタケノコ栽培。
美味しいタケノコをこの土地の条件で収穫にこぎつけるためには、以下のようなポイントに気をつけながら間引きを行っていく必要があります。
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【参考にした本】
タケノコ―栽培・加工から竹材活用まで (新特産シリーズ)
まだこの竹林の全体面積が予想がつかない状態ですが、おそらくちょうど10a程度の広さなんじゃないかな?と予想。
なので、密度ビッシリに生えている竹林を間引きしていき、10aあたり100~200本までのタケノコ畑に変えていきます。
作業の準備
とにもかくにも火がなきゃ始まらない。
今日は最低気温-3℃という笑えない寒さでしたが火さえあれば大丈夫。
最優先で着火していきます。
火のそばでしばし暖をとりつつ、この隙にチェンソーの調整や目立てなどを行います。
で、山へのお祈りを済ませていざ入山。
バリバリ倒していきます。
竹切りの段取り
1.切り倒す方向の確認
倒したい方向に狙いをつけます。
2.倒したい側の根元に半分程度切れ込みを入れる
3.切れ込みの反対側からチェンソーを入れていく
4.倒したい方向に向かって押す
5.竹の行く末を見守る
以上です。動画はコチラ。
出荷用の竹がだいぶ溜まってきた
この日は2人作業でバンバン切り倒しては玉切りして捌いていき、
見た目にはかなりスッキリしてきました。
出荷用の竹も置き場1スパンでは収まりきれないほど溜まってきたので、
2スパン目を増設。
作業終了
パーマカルチャー仲間として結束を固めつつあるRさんが親子で遊びに来てくれたので一息つき、今日の作業はここまで。
クボちゃん、竹林組合で活躍中の君のおかげでバリバリ作業進んでるよ!ありがたや〜〜〜
Rさん、手土産としてサッポロビールと野菜畑に敷き詰めるための稲ワラを持ってきてくれました。ありがたや〜〜
僕の奥さんはみんなのために美味しい珈琲と黒砂糖とごまの手作りフレンチトーストを差し入れてくれました。ありがたや〜〜〜
焚火セラピータイム
作業終了の合図を出した後はみんな大好き焚火タイム。
見てるだけで癒されるんです。
僕はこの時間を「焚火セラピー」と名付けました。
自然音と遠赤外線のコラボレーションは最強です。
外の寒さなんてまったく気にならず、夜までみんなで談笑。
火にはコミュニケーションを円滑にする能力があるんじゃないかと睨んでいます。
もちろん直火をリアルで味わうのが一番Nice Timeなんですが、
mp4でデジタライズされた色味と音色もまた独特、これはこれで良いかもしれません。
自然の音に癒されたいあなた様はぜひ、ヘッドホンをつけるか、できる限り音量を大きくして再生してみてください。ゆったりとした気持ちで瞑想するのにもオススメです。
ー目を閉じるとそこは山の中ー
つづく
続きはこちら↓
「自宅の庭を食べられる森にする」パーマカルチャー菜園への道⑶
おまけ
すきま時間で梅の木の剪定をしてくれているクボちゃん。いつもありがとう。