食糧自給・ミニマムライフ
「自宅の庭を食べられる森にする」パーマカルチャー菜園への道〜タケノコ編〜⑶
縦に切れ目を入れて水が溜まらないようにする
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Contents

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前回までのあらすじ

旧知の友人・クボちゃんとタッグを組み、ひたすらに竹を伐採しては玉切りしていく著者。

クボちゃんとの作業中の私語の中、「youtubeにありそうな動画を撮ってみよう!」と、素晴らしくスグに挫折しそうなひらめきが舞い降り、手始めに『竹の安全な切り倒し方』をなるべく分かりやすいアングルで撮影し、アップロード。昨今話題のユーチューバーとしてのデビュー戦を飾ることになる。何回続くだろうか。

上述した『竹の安全な切り倒し方』や好評(主に身内に)の焚火セラピーは昨夜アップロードし、現在までの間に再生回数がなんと7回を突破!

前回の記事はこちら↓
「自宅の庭を食べられる森にする」パーマカルチャー菜園への道⑵

今回も記事後半には恒例となりました「焚火セラピー」動画を掲載しております。
ロケーションは夕方、作業途中の撮影につき炎の威勢が良く迫力満点です!必聴!!

必ずお読みください。

※書いてある内容を実践される際は事故や怪我などに細心の注意を払った上、自己責任で行ってください。当方では一切責任を負えません。
※山に入って作業するときは必ず2人以上で作業を行ってください。


「自宅の庭を食べられる森にする」パーマカルチャー菜園への道⑶
〜竹の汁はナメると甘い〜

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最低気温は-3℃。外に出るとネコが凍っていた

寒い。でも、大丈夫。
これぐらいの寒さだったらまだいける。
まだまだ死ねない。

寒さにかじかみながら辺りを見回すと、
ネコ(手押し一輪車のこと)の中に溜まった水がビッシリ凍りついていました

分厚く凍りついたネコ水

 

まずは火起こし

寒い寒い。
早く火をつけねば!快適さが不足する現場にはストレスあるのみ。

野山で使える火起こしワークショップ〜竹林編〜

『火はですねぇ、赤ちゃんと一緒なんですよ。
大事に丁寧に、育てていくと大きくなるんです。』
                                             -某竹炭づくり職人の言葉より引用

 

キャンプに行ったとき、釣りに行ったとき、BBQをしているとき。
野外フェスのボランティアスタッフに志願して寒空の下受付コーナーに座っているとき。

アクティブなあなたの日常には、様々なシーンで「焚火が必要なとき」がありませんか?

そんなあなたにこそシェアしたい、そしてあなたからあなたの子どもたちへ受け継いでいただきたい知識があります。
あっという間に火を起こす方法です。

使用する道具 ☆は必須 ◎はかなり便利 ○はあると良い
☆ライターorマッチ
◎手頃な刃物
○手頃な紙類(ティッシュとかでもok)

手順1
枝がついている枯れ竹を適量集め、枯れ枝を10cm程度にカットして束ねていく。
乾いた木片を拾い集めて火起こししたい場所のすぐ側に置いておく。

手順2
カットした枯れ枝を火起こししたい場所にセットする

手順3
手頃な紙類やティッシュなどに着火し、枯れ枝に引火。

手順4
火に勢いをつけるため、枯れた木片や枯れ竹など、手順1で集めた木片類を"小さなもの"から少しずつセットしていく。
「火は赤ちゃんと一緒」ということを意識して進めていくように。

手順5
ほぼ完成。火を絶やさないよう適宜、薪を追加していく。


そうするとスムーズに下の写真のような焚火になります。
慣れてくると手順1〜5までで3分程度。火起こしは迅速に。

種火を大事に扱い、徐々に大きな炎に育てていく。
最初はあせらず、重たいものを載せないようにすること、
空気の入り口をつくっておくことがポイントとなる。

2018/1/14朝の竹林の様子

竹林入り口

竹林右サイド

 

作業開始前の様子です。正面入り口側はかなりスッキリしてきたけど、
右再度には細っこい笹竹が無数に生い茂っています。

この後、ここの除去作業にかなりの時間を割かれることに。

まずは太いのをバシバシやっつけていきます。

無造作に倒されまくる竹たち。

狙い通りの方向に倒す技を習得し、連続で成功した筆者はご満悦

竹の切り株は夏場、蚊の格好のたまり場になる

竹を切った後の切り株には節に水がたまり、
暖かい季節が到来すると蚊の幼虫であるボウフラにとって楽園となってしまいます。

そうなる前にやっておきたい対策がこちら↓

縦に切れ目を入れて水が溜まらないようにする

 

写真でお判りいただけますでしょうか?
節の中に水が溜まらないよう、縦に切れ目を入れていきます。
こうしておくことで夏場の蚊の発生をある程度抑える効果があります。
切れ目によって節の中に入ってきた水を外に出す作戦ですね。

楽チン玉切り

竹を玉切りするときは、上からではなく下からチェンソーを入れるようにしましょう。
そうすることで、一発でスパッと切り離すことができるため効率的です。
上から切っていくとどうしても引っかかってしまう箇所が出てくることが多いです。

下から上に、チェンソーを持ち上げると

簡単にスパッといけます。

 

枝のついた部分から先はすべて燃やすことに

竹の全長からみると3分の1ぐらいになるのかな?
それぐらいの位置から先端部分までは枝があり、
わさわさ引っかかるのでドンドン燃やしていきます。

この枝の部分、本当はナタを使って枝打ちしてやると色々使い道があるので少し勿体ない気もしますが、そんなこと言ってたら全然作業が進まない。とにかく最初はタケノコが優先。ドンドンいきます。

竹の汁はナメると甘い

青竹を燃やしていると泡だつ汁が滲み出てきます。

青竹を燃やすとやがて出てくる汁。触ると熱い

 

お判りいただけますか?

もう少し拡大してみましょう。
こんな汁です。↓

青竹を燃やすとやがて出てくる汁。触ると熱い

 

この汁、指にちょっと触れてナメてみるとほんのり甘いんです。タケノコの味。
なんでも竹の生命力たっぷりなミネラルが凝縮された汁とのことです。

おやつ×談笑

15:00になり、著者の奥様から有難い差し入れが。
今日のメニューは

ヨモギとラベンダーのハーブ蒸しパン〜チョコレートソース添え〜

ヨモギとラベンダーのハーブ蒸しパン〜チョコレートソース添え〜

 

クボちゃんと美味しくいただきながらしばし談笑。
ク「この竹切り作業、請負始めたら依頼くるかなあ?」
著「綺麗な竹をとっといて、竹細工もつくっていこうよ」

なんて事を話してました。

あなたのお近くには眠っている竹山がありませんか?
私たちがタケノコ畑に再生いたします。
お気軽にご相談くださいませ。
sounaturalfarm@yahoo.co.jp

作業終了

本日の作業を終え、山の神様にお祈りをします。

「今日も怪我もなく仕事を終えることができました。
いつもお守りくださりありがとうございます。」

肝心の終了時の写真撮影を忘れてしまいました(笑)
今日で全体の50%ぐらいは終わったかな?といったトコロです。
風通しが良くなり、竹の根元にも光が届くようになってきました。

お待ちかねの焚火セラピー 夕方ver.

今日の焚火動画は少々、豪快です。
ヘッドフォン着用の場合は音量設定にご注意の上お楽しみください。
(※竹のパーン!という破裂音入り)

 

おわりに

いかがでしたしょうか?
竹切り作業はこれにて小休止、明日から筆者は主力作物である自然栽培みかんの手入れを再開いたします。詳しくはブログでの続報をお楽しみに!

 

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