食糧自給・ミニマムライフ
食糧備蓄のための『室』が無事完成!!
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いつもブログを見ていただいてありがとうございます。農園主です。
ここ数日は、農園のお掃除や木々のお手入れをしつつ、ご注文いただいたみかんジュースの発送作業を行いつつ。

前回↓に引き続き、食糧備蓄のための『室』づくりに精を出しておりました。

Contents

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蓋をつくる

前回作ったフレームに取り付けるための蓋を作っていきます。

と、思ったらまさかの・・・制作に夢中になりすぎて蓋作成の写真を撮影しておらず💦すみません🥺作業後半ぐらいからはちゃんと写真も掲載しております(笑)

作り方としてはフレーム同様シンプルで、

  1. フレームの短辺と同じ寸法にカットした垂木2本(筆者は35×35mmのものを使用)を作業台に置く。
  2. フレームの長辺と同じ寸法にカットした野地板を垂木の上に並べていく。
  3. 手順2で並べた野地板を垂木にビス打ちしていく。この時点で蓋のような形状になる。
  4. 薄い野縁材を両端に取り付ける。蓋を裏返してからビス打ちすると綺麗に仕上がります。
  5. 断熱材を取り付ける。

一旦、ここまでの作業で下の写真(分かりづらいですが)のような仕上がりになります。

断熱材を取り付けたところ。寸法は1000×700。

ここまで終えたら、フレームと蓋を蝶番で合体させます。

蝶番を取り付けるときは細めのドリルビットで軽く下穴を開け、ドライバーで締めると良い。インパクト締めだと下地材が割れる恐れがあります。

蓋の仕上げ

仕上げに、自然木で取手を取り付けます。

まずはちょうどいいサイズに自然木をカットし、クラフトナイフを使って樹皮を剥いていきます。

意外とスルスルっと簡単に剥けて快感です。

樹皮が剥けたらサンダーで磨いていきます。
電動工具が無い方は紙ヤスリでも全然良いと思います。

粗めの紙ヤスリをサンダーにセットして・・・
一瞬で完了!サンダー大活躍。

綺麗に仕上がった自然木の取手材を、蓋に取り付けます。

我が家では庭のイチョウの木を剪定した際の木片を利用しました。

ここまでで蓋が完成!
出来上がった『室』はこのような仕上がりになりました。

なかなか巨大な『室』が完成。ストック容量はかなりのものになりそうです。
真横から中身を覗いた図。

最後に、外側全体に防腐剤を2度塗りしておきます。
屋内の木材には柿渋を塗る私ですが、屋外に設置する室には用心のため普通の防腐剤で処理することにしました。

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『室』を埋めるための穴を掘る

次は、完成した『室』を埋めるための穴を掘ります。
けっこう大変ですが頑張ります。妻も手伝ってくれています。

コツは、室の寸法よりも100~150mmほど広めの穴を掘ること。
こうすることで、堀った穴に室を納める際がスムーズです。

ちなみに、私が作った室のサイズは高さが600mm。
室の高さと穴の深さが同じになるまでひたすら掘り進めていきます。

室よりも100~150mmほど広めに、深さは室の高さと同じになるよう掘っていきます。
掘り始めて30分後。まだまだ浅いかな。深さ300mmぐらい。

穴掘りの際には、スコップの他にクワがあると心強いです。
特に我が家のこの場所は土が深い部分が粘土質だったため、スコップだけだと太刀打ちできそうもありませんでした。

掘り進めていると大きな石があったり、太めの木々の根っこがあったり。
石はテコの原理で掘り上げ、根はクワで断ち切ります。
出てくる石は大小さまざまで、庭のアプローチを作る際に飛び石に使ったり、石垣づくりの材料にしようかと考えています。

掘り進めること1時間経過

腰が痛いです。妻と交代交代、作業を分担して進めていきます。
一人が掘っていき、掻き出した土を一人がネコ(運搬用一輪車のこと)で運び、この土を使って新しく畑を作ることに。

作業はまだまだ続きます。
呼吸を整え、無心でひたすら掘るのみ。
心の支えは年末に親友とyoutubeで見た『JUNGLE SURVIVAL』チャンネルです。
彼らのビルド風景を想えば、コレしきの穴掘りでへこたれるワケにはいきません。

およそ2時間経過

ようやくそれらしい形状に掘り上がりました。
四隅の深さ寸法を測ると、キッチリ600mm。やっと終われる。

600mmまで掘るのは結構、しんどいです。
一人だと倍は時間かかると思います。焦らず、のんびりやるのが良いと思います。

ここまで、いよいよ室をセットしてみようと思います。
室の側面に10mmのドリルビットで穴を開け、シュロ縄を二重に通し持ち手を作ります。
この持ち手があることで穴へのセットの際、位置の微調整が格段にやりやすくなります。

準備ができたらいよいよセット。

問題発生!

と、ここまできて問題発生。

角が引っかかって綺麗に納まらない。

やり直しです。
深いところの角が引っかかってしまい、綺麗に納まりきらなかったようです。

仕切り直して穴を微調整していきます。

角を取って微調整した穴。これならいけそう。

掘って掘って、また掘って。
角を取ってはまた掘って。
腰の痛みを我慢しつつ、無心で掘り進めていき・・・。

今度はどうでしょうか。

今度は綺麗に納まりました!!

すぽっ。

やった!今度こそ綺麗に納まりました。

後は土と室の隙間に土を埋めていき、水がたまらないように排水を作ったりしつつ・・・

水は高い方から低い方へ流れる。室のまわりに水溜りができないよう、排水を掘ります。

そして、ついに完成です!!

ようやく納めることができた室。
底面には稲藁または籾殻を敷き詰めます。
食材をストックしたらまたその上に稲藁をかぶせ、保温します。

休み休みで仕事の合間に作業し、材料調達を合わせて実質3日ぐらい。材料費はトータル12,000円ぐらい。長い戦いでした。

完成した後に見上げた空は美しい色彩でした。

冬の空は澄んでいて、好きなんです。というか、四季の空は全て美しいですけどね。

打ち上げは愛妻様の"原木しいたけと高野豆腐の唐揚げ"

「お疲れ様でした🎶」

充実感たっぷりの作業後には、我が家で育てた原木しいたけと、高野豆腐の唐揚げです。

四角い唐揚げが高野豆腐、平たい唐揚げがしいたけです。


それと、自分たちで育てた自然栽培玄米とお漬物・お味噌汁。
最高に贅沢な夜の時間でした。

食糧備蓄を真剣に考えてみて良かった。
もし室を自作してみたいと思われた方・こんな室を作ったよ!という方はお気軽にメッセージいただけると嬉しいです。


次回は友人宅のゴミ出しを手伝った際にいただいた廃材のペール缶を使って、ロケットストーブを作ってみたいと思います。

それでは皆様、楽しいサバイバルライフを!


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