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みかんは風邪によく効く?
「みかんを食べると風邪が治る」
どこかで聞いたことがあるフレーズではないでしょうか。
これ、単なる迷信ではありません。
今回はみかんを食べることで風邪を撃退できるのかというテーマで記事を書きます。
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目次
ビタミンCで風邪が治るのか
みかんといえばビタミンC。風邪を治すためにみかんをたくさん食べなさいと、昔はよく言われたものです。
ビタミンCをたくさん摂れば風邪が治るのか。
アメリカでは風邪の患者に一時的にビタミンCを大量に投与するという治療法が発表されていました。
風邪にはビタミンCが良いというのは有名ですよね。
...しかし、実はビタミンCが直接風邪ウイルスを撃退するワケではありません。
風邪を予防したり、ウイルスを撃退して風邪を治すのは人間のホルモンの働きによるものです。
このホルモンは体内の腎臓でつくられるのですが、ビタミンCはこのホルモンを作るための材料となり、
風邪のウイルスの繁殖を防ぐ働きがあります。
つまり、風邪をひいてしまった後にビタミンCをたくさん摂るのではなく、
風邪を予防する意味でたくさんみかんを食べなさい...ということだったんですね。
ちなみに、ビタミンCの作用として飛蚊症などの眼病予防・心臓病の予防にも効果的だとされています。
ガン予防
みかんに含まれるβクリプトキサンチンという成分は優れものです。
抗酸化力が強く、アンチエイジング・美容・ガン予防に効果的な成分として知られています。
βクリプトキサンチンは人参に含まれるカロテンや、トマトに多いリコピンなどと同じ仲間です。
オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類にも含まれていますが、
柑橘類の中でも温州みかんは特に含有量が多く、果実1個あたり1~2mg程度と、他の柑橘類の約60倍以上にもなります。
さらに、発がん抑制効果があることで有名なβカロテンと比較してさらに強い発がん抑制効果があることが
独立行政法人 農業技術研究機構の果樹研究所カンキツ研究部によって明らかになっています。
同研究部では、特に大腸がんの予防に役立つと考え、2007年から人を対象にした臨床実験を行っていました。
骨粗しょう症予防
これまで、骨形成を促す成分として最も多いとされてきたものはビタミンK2でしたが、
βクリプトキサンチンはこのビタミンK2よりも遥かに強力である、とされています。
さらに、たった一日で作用が消えてしまう他の食品成分と異なり、
βクリプトキサンチンはなんと2ヶ月以上も体内で働いてくれます。
冬に食べたみかんが春先まで体をしっかり守ってくれるというワケですね。
みかん好きな日本人は欧米人と比べて血液中のβクリプトキサンチン濃度が高いと言われています。
風邪予防
みかんが風邪予防にもってこいなフルーツだという理由はビタミンC以外にもあります。
- ビタミンA
- シネフィリン
- ヘスペリジン
ビタミンC以外にも3つの代表的な有効成分が、あなたの体を病気からしっかり守ってくれます。
ビタミンA
皮に多く含まれます。これが不足すると角膜炎などの眼病を引き起こしたり、肌が荒れたり、骨や歯の発達が悪くなります。
シネフィリン
温州みかんだけに含まれる成分。他の柑橘類(オレンジやレモンなども)には含まれない風邪に有効な成分で、
気管支の筋をゆるめる作用があり、のどに関係した風邪に効果があるとされています。
ヘスペリジン
みかんの白い筋に多く含まれる成分です。
ヘスペリジンの含有量は袋で実の50倍、スジは実の100倍と言われています。
アトピー性皮膚病などアレルギー症改善・毛細血管の強化・血圧上昇抑制・血中中性脂肪の分解・高血圧予防に効果的とされている成分です。
まとめ
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以上、みかんの有効成分についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
こうして記事にしてみると、普段みかんを育てている僕も知らなかった成分がたくさんありますね(笑)
ちなみに当農園で育てている金の蜜柑は温州みかんです。
僕もあなたも、みかんをたくさん食べてお互い病気に負けない強い体をつくりましょう(笑)
今年もあなたの食卓に美味しいみかんをお届けできますように。
ご注文はコチラ↓※10月上旬より販売開始予定です
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