
おはようございます。
今日は、早朝から地域の草刈りに参加してきました。
あのパンデミック報道以来、本当に人と会う機会が少なくなりました。歩いて数分内にご近所さんの家がある、この小さな村でも少なくなりました。
以前は盛んにスポーツ大会や座(その部落・集落で集まる飲み会のこと)などの交流の場が設けられていたのですが、今となっては年に2度の『地域の草刈り』だけが、集落一同が集まる数少ないチャンスです。
若者にとって地域の集まりは、ちょっと億劫だった
ここに越してきたばかりの頃は、まだ30歳になるか、ならないかの頃でした。
地域で現役の皆様の平均年齢は60~70歳ぐらい。
当然、僕は現役世代としてはぶっちぎりで最年少です。
年齢差のせいもあり、マイ・ペースな暮らしのリズムの魅力にハマって、すっかり虜になっていた当時の僕にとって、村社会独特の風習に溶け込んでいこうとすることは、簡単ではありませんでした。人付き合いがすっかり億劫になっていました。
しかし、地域の方々は「無理なく、自分のペースで、ぼちぼち、やんなっせ」と、都会からやってきたこの新参夫婦のことを、温かく見守ってくれていました。
地域の温かさに触れ、柔軟になっていくことができた
それから6年経った今、僕は少しだけ柔軟になれたようです。
最近では、この村で共に暮らす家族たち(ご近所の皆様)が、皆様神様に見えてきました。
とても親切に、本当の家族のように接してくれる。
「たくさん出来たから」と言って、野菜を分けてくれたりする。
長い間会っていないと、少し拗ねていたりもする。
あまりに畑の草刈りをしていないと、呆れているか、「暑いけんね〜」と言い、和んでいる。
草刈りを終えると、みんなで喋りながらスタスタと帰っていく。とても幸せな風景です。
誰かと一緒に草刈りをしたり、掃除をしたり、ごはんを食べたり。
今はできないこともあるけれど、これぐらいが自然体でいれて、心地良い。
畑に座り混み、草刈り後の村の風景を肴にー
年に2回のレクリエーション(休養)であり、レ・クリエイション(交流・再創造)。※造語です
思いやりから始まる、お互いに無理のないリズムでの助け合い。
こうして交流の場が再創造されていくのですね、と、しみじみ感じることができた朝でした。
いつも温かなお気持ちでご支援いただき、心よりありがとうございます。
本日も皆様にとって素晴らしい一日となりますように。

作業後の林道に、栗がたくさん落ちていました。すっかり秋ですね。