

SDGs(エスディージーズ)とは、2015年9月に国連サミットで採択された国際目標のことです。
2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継になります。
持続可能な開発目標としてガイダンスされていますが、外務省のサイトで概要を調べてみてもかなりのボリュームがあり、なかなか理解をするまでに労力をかける必要がありますよね。
私の解釈にはなりますが、簡単に説明すると
世界人類の持続可能(サスティナブル)な発展をテーマに、2030年までに世界から貧困や飢餓を取り除き、性差別や社会的マイノリティの格差を無くし、動物や植物たちの世界と調和を図り、新しい時代の地球にふさわしい人類に皆で進化していこう!という世界平和の実現に向けた目標。
その目標は全部で17種類に細分化されています。


SDGs(持続可能な開発目標)一覧
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
環境に対する意識レベルの高い海外諸国(スウェーデンやデンマーク、フランス等)では既にかなりの割合で一般国民にSDGsは認知されており、個人レベルでも日常生活に取り込んでいる例も多いようです。
しかし、ここ日本では環境問題に対する意識がまだそこまで成熟してはおらず、周知が行き届いていないと言わざるを得ない現状です。(日本国民全体のSDGsに対する認知度は27%程度)※2019年8月時点での認知度
そして、たとえ認知していたとしてもSDGsは主に企業が取り組むもので、一般国民には余り関係のない話だという解釈をされてしまう意見も見受けられます。
これを受けて私にはある疑問が浮かんできたのです。
本当に企業だけにSDGsの取り組みを任せておいて良いのでしょうか?
答えはNoです。
SDGsは地球の未来に関わる重要な問題提起であり、個人個人が環境問題について真剣に取り組んでいくことで、初めて実現可能な目標であることは火を見るよりも明らかです。
そこで今回は、【地球の未来を守るために個人が取り組めること】をテーマに、SDGsの掲げる目標の中から個人で無理なく実践可能な環境活動について考えてみましょう。