食糧自給・ミニマムライフ
【自然栽培みかん】猛威をふるうサビダニ被害
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こんちには!宗自然農園(@sonaturalfarm)です。

暑い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

自然栽培でみかんを育てていると、ときに困った困難な試練に遭遇することもあります。

そうです。害虫被害です。
(※サビダニ被害の写真を撮り忘れたため、トップ画像は被害に遭っていない写真です)

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猛威をふるうサビダニ被害

今年のみかんは、かなりの数がサビダニ被害に遭ってしまいました。

例年通りの気候であれば、いくら自然栽培のみかんとはいえ、ここまでひどい状態にはなりにくいものですが、今年はとにかく被害が深刻です。

原因はおそらく、梅雨に干ばつが続いたからでしょう。
長年自然栽培でみかんを育ててこられた御師匠が教えてくれました。

サビダニで厄介なのは、とにかく早めに被害に遭ってしまった果実を摘果して落としてあげないと、どんどん増殖して被害が広がってしまうこと。

宗自然農園の今年の作業の失敗点は、このサビダニを早期に落としてしまうことを優先しなかった点です。

反省点と今後の改善策

現在、農園では秋からの収穫に向けて摘果(なりすぎた果実を間引いていくこと。主に樹勢を保つことを目的に取り組んでいます。)の真っ最中なのですが、摘果のついでにサビダニ果を落としていく、というやり方よりも、まずは全園をまわり、サビダニ被害果を徹底的に間引いていくべきでした。

そして、6~7月にかけての天候をよく確認し、あまりに雨が降らないのであれば、動力噴霧器などを使って散水することも検討するべきだと感じました。

今年も昨年も、その前の年も、記録的な異常気象ばかりです。
自然栽培の考え方も、厳格に偏りすぎず、ある程度の柔軟性を持つべきなのかもしれません。

8/5現在では、全園のおよそ30%以上の箇所がサビダニ被害により、品物にならなくなってしまいました。

あ。とはいっても、外皮の見栄えが大きく損なわれますが、皮の中身はいたって美味です。
綺麗な見た目をしている果実と比べて食味が大きく損なわれるようなことはないと思います。
自然栽培に取り組む一農家としては、見た目では分からない本当の美味しさをこそ、お客様にお伝えしていくべきだと思ってはいるのです。

ただ、サビダニの場合は別です。

いくら食味に問題が無いからと言って、収穫まで放っておいたら、みかんの木々の健康に良くはないハズです。我が子のような木々たちを思うと、とてもこの症状を放っておくことなどできないのです。

薬剤には頼りません。夫婦ふたり、手で地道に落としていきます。

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シメのことば

異常気象は続きますが、来年こそみかんにとって快適な環境を整えてあげれますように。

みなさまもお暑い中での健康管理には、御氣をつけくださいませ。

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