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わら一本の革命のように-雑草のチカラ-

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奥が深すぎる自然栽培

耕作放棄地を復活させたは良いが、健全な食べ物をお届けしたいという想いばかりが先行し、
“許される限り自然に任せて栽培してみよう”と思っていたが、このまま数年経過すると”自然栽培”ではあるが”放任栽培”に他ならぬ結果になるであろうことが予測される。
福岡正信著の「わら一本の革命」の、若かりし日の著者を追体験しているような心持ちです。うむむ。

対策としては

  • 有機ボカシ堆肥(窒素過多にならぬよう、エポックや地楽園との併用を検討)を与えるか
  • 酵素栽培にチャレンジするか
  • 草生栽培と切り上げ剪定で1年様子を見てみるか

 

を考えていますが、どれもやはり自分で実験してみないことには結果がわからない。
しかし、新規就農している立場上、そうそう大きな失敗は許されない。

全部を一気に試すのはリスクが大きすぎる。
しかし、頭を抱えるのはいいが、行動が無いと状況はただ悪くなるばかり。

奥さんが、横からアドバイスをくれました。
「奇跡のりんごの木村さんみたいに、全部一括して同じ対策を施すより、場所場所でいろいろ試してみたら?」

ありがとう。そうすることにします。
何でも難しく考えてしまうことが僕の悪いクセだなっと。

 

 

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草生栽培へのチャレンジ

そんなこんなで今年からやってみます、草生栽培

 

  • フルーツグラス
  • ナギナタガヤ(イネ科)
  • ヘアリーベッチ(マメ科)

 

種蒔する品種は候補が多数ありますが、僕は新規就農者。
年に最低2回ほど、市や県からの職員さんが畑の視察に訪れ、
“慣行栽培の農家さんと比較して”ー園地の整備が行き届いているかーをチェックされるのです。

ここで、(自然に倒れて肥料分に変わるとはいえ)あまりに背丈の大きくなるフルーツグラス・ナギナタガヤをいきなり植えると、お役所の方々へのショックが大きいかもしれない、と危惧し、まずはヘアリーベッチを蒔いて様子を見てみることにします。

ヘアリーベッチをチョイスしたのには2つ理由があります。

  • マメ科植物であるヘアリーベッチであれば土中の窒素供給に一役買ってくれるという期待と、
  • 「あそこの畑は草刈りもしとらん」とご心配くださる近隣の方々への配慮を兼ねて、

今回はこのチョイスで実験してみます。
ヘアリーベッチならば背丈も低いし、その他の雑草の異常繁殖も抑えてくれるかもしれない。
そうだといいなあ。

雑草といえば、とにかくいつも悪者扱いされがちですが、

草生栽培で無肥料に近づけるためには、草との共生が不可欠なように思えます。

『土と雑草』(ジョセフ-A-コカヌア 著/岡田隆一・戸川英胤 共訳)より引用
管理された雑草は、略奪者ではなく、荒廃を防止する自然のもっとも重要な手段なのである。 ふつう、一年生雑草の多くは、いかなるばあいにおいても建設的に働くという主張は馬鹿げていよう。 しかしながら、作物と共生する雑草のすべてが、有害だと主張するのはもっと馬鹿げている。 ・・・(中略)・・・。 雑草に対する盲目的な憎悪は何の役にも立ち得ない。 だが、雑草が土壌肥沃度の維持にかかわる共存の法則の重要な柱であるとする正当な主張は、心の広い人々にとって啓示的であることを確信している。

 

自然栽培のみかんの樹を末長く継続させるためには、地力を保ち、生態系を豊かにし、微生物のいのちのサイクルを作り上げることが重要。つまり、自然界との循環が必要不可欠。

多種多様な植物が育つということは、それだけたくさんの生命の営みがそこで行われているということ。

草1本も生えていない土地には、自然からの享受があまりにも乏しい。

だから、みかんの樹の生育に肥料がいる。

肥料をやると、余った肥料分に虫がつく。

虫がつくと、虫を殺すために除草剤や農薬が必要になる。

クスリをまくと、生態系のバランスを壊し、消費者・農家・大地・海を汚染する。

延々とこのループです。一体誰が得をするというのでしょうか。
つまり、その理想形を目指すと自然栽培の畑は草ボウボウにならざるを得ないと僕は思うのです。

新規就農者が100%自然栽培のみかん畑をつくりあげるまで

内にも外にも、技術的な面、周囲の理解を得るため実績をできるだけ早く出す必要がある面、”こうすれば間違いない”という方法論が確立されていない面、軌道に乗り出すまでの経済的な面。
どこを向いても非常に過酷を極めるこの道ですが、ここでの頑張りがこれからの農業と、地球環境の回復へと必ずやつながると信じて突き進んでいきます。

みなさまへお届けできるみかん

2016年出荷分のみかんは100%自然栽培みかんでお届け可能ですが、
来年から数年間は状況により一部有機栽培みかんへと切り替える、「完全なる自然栽培への移行期間」を設けようと思います。
いずれにしろ、安心して召し上がっていただけるよう、味も品質も落とさぬよう今後とも尽力して参ります。
今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

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